フランス・レザンデリス・ノートルダム寺院のステンドグラス
Photo by Personal picture taken by user Urban 2005/Wikipedia
こんにちは、スタッフ”I”です。本日は建築の勉強。光のステンドグラスを学びたいと思います。上の写真はフランスの寺院の物です。美しく光り輝いていますね。ステンドグラス、教会や寺院などでよく見見かけるものですが、装飾的な目的はもとより、宗教的な背景がかなり濃いものだそう。
その昔、暗く長い冬の続くヨーロッパで人々は光を求め、建築にも光を取り入れました。その過程でもガラスは作るのが難しく、貴重なものだったから教会などの権力のある所にしか使えませんでした。多くの人は文盲だったそうですよ。その文字が読めない人々にもキリスト教の教えを伝えるのに、美しいステンドグラスは役立ったのだそう。
ふむふむ、荘厳なゴシック建築の窓ガラスには人々の希望や生活の教えなどが盛り込まれていたのですね。今でこそ色んな建築に取り入れられているステンドグラスですが、この美しい輝きを頼りに暮らしていた人々のことを考えると、背筋が伸びるような粛々とした気持ちになります。
ステンドグラスを取り入れたゴシック建築の教会。ただ単に権威の象徴としてでなく、四方が窓だらけになった建築物を支えるのに、フライング・バットレス(飛梁)の技術も進んだそう。細くて窓ガラスだらけの建物を支えるつっかえ棒の役目を果たしたのだとか。
私は無宗教なので、宗教の教えなどは分かりませんが、歴史を持った建造物を背景に培われた知恵や思想というのは興味深いですね。また今日もひとつ勉強になりました。自分の私物にあるステンドグラスのペンダントも大事に使ってあげないとなあと思ったお勉強タイムでした。