こんにちは、スタッフ”I”です。本日は建築のお勉強です。ずばり「間取り」について学んでみました。おっ、いよいよ本格的な勉強になってきましたね。どのように考えていったら良いのでしょう。順を追って勉強していきましょうね。
【ステップ1】家族の生活をイメージする。
家に住むのは家族です。その家族が家でどんなことをするのか、したいのか絵などでイメージしていきます。皆でテレビを見る快適なリビングが欲しい、料理好きな母親のためにキッチンは広く取りたい、ガーデニングを楽しみたいので庭も付けたい、など、具体的な生活をイメージして必要な部屋を考えていきます。空間を分けた方が良いのか、家族の関係性も考えながらすると尚良いでしょう。
【ステップ2】おおまかな空間の配置をイメージする。
どのように空間を区切っていけば良いのか、どのような空間が必要なのかを決めます。必要な部屋が決まったら、おおまかな配置を決めましょう。上の見本だと、個室が3つ作れるので、夫婦の寝室と、子供部屋が2つ取れますね。1階に和室があるので、来客にも対応できそうです。
【ステップ3】部屋の区切り方を決める。
おおまかな配置が決まったら、部屋の配置や広さを具体的に決めていきます。部屋の平均的な大きさは以下の通りです。(※2マス分を畳1畳に見立てる。)
1.リビング → 8畳分くらい
2.ダイニング → 6畳分くらい
3.キッチン → 5畳分くらい
4.両親の寝室 → 8畳分くらい
5.子供部屋 → 6畳分くらい
6.トイレ → 1畳分くらい
7.玄関の土間 → 1.5畳分くらい
8.浴室 → 2畳分くらい
9.洗面所 → 1.5畳分くらい
ふむふむ。平均的な大きさが分かっていれば、そこから臨機応変にカスタマイズできますね。例えば、広い浴室が欲しければ0.5畳分広げるとか、子供が2人いるなら、10畳でつくって、将来的に区切れるようにする、など、この辺は家を建てるならではの醍醐味といいますか、腕の見せ所ですね。具体的に思い浮かばなければ、モデルルームを参考にしたり、建築メーカーの方に相談しても良いと思います。
【ステップ4】窓やドアの位置を決める。
ステップ3までの配置や区切りを元に、風通しや部屋の出入りのことを考えながら、窓やドアの位置などを決めます。不動産屋さんのチラシなどで間取り図を見たことがある方も多いと思いますが、以下のような間取り記号を使って描くとわかりやすいです。上の図だと、流し台のあるキッチンのスペースが広いので、ダイニングキッチンといった感じでしょうか。水回りはまとめておくと何かと良いです。水はけの良い場所を選びましょうね。日本の家屋は湿気が大敵なので、換気の面もしっかり対策を練りましょう。
以上、間取りをみてきましたが、いかがですか?まだ家を建てる予定がない方も、理想のマイホームをちょっと図面に起こしてみればわくわくした気分を味わえるのでは。家を建てるのは大工さんですが、建てる家は自分で自由に決めれます。間取りを決めるって中々決断力のいる作業だと思いますが、これから家を建てる方はどうぞ、今回勉強したことを参考になさってくださいね。
私の家は30年前に3人目の子供が生まれたくらいに両親が建てた、持ち家なのですが、土地はすでに祖父母の持ち物で決まっていました。狭い坪数ながら、家族がいちばん多いときで、曾祖母、祖父母、両親、母の妹、子供3人の9人で暮らしていました。今考えると信じられないのですが、子供部屋はなく、和室に二段ベッドを置いて、兄弟が代わる代わるそこと床で寝ていましたね。今は家族も減り、祖母と両親と私の4人暮らしなので、いやー、部屋が広くて快適、快適(笑)。
しかし、人の住んでいない部屋は物置になるという法則。
かつて妹の住んでいた部屋は今や甥っ子たちのおもちゃや、使わない家具置き場になっています。ちょっともったいないなと思うけれど、人の住まない部屋なら何かで使わないと損ですよね。
私が婿を取れば、そこは夫の書斎になるかも(笑)。
なんて戯言を吐きつつ、今日の勉強を終わりたいと思います。もしも婿を取れて家を建てかえられるなら、私の希望は三階建てです。狭くても良いのでアトリエを持ってみたいなと思いまして(笑)。あなたならどんな間取りの家を建てますか?また一緒に建築の勉強を致しましょう。ご精読ありがとうございました。
参考文献:「住まい方を考える①住まいのしくみを知る」監修:益子義弘、出版:あかね書房