Photo by/大和小学校公式サイト
こんにちは、スタッフ”I”です。本日はパパサラダの地元、愛媛県の大洲市の名物について特集したいと思います。その名も「肱川あらし」。名物といっても、食べ物ではありませんよ(笑)。まるで白い竜のような霧を伴った風が発生する現象について「肱川あらし」と名がついているようです。
Photo by/大和小学校公式サイト
上の写真がその肱川あらしです。私はこの現象のことを、NHKアーカイブスの「水七変化特集」で見たのですが、ほんとうに白い竜がもくもくとたちこめて泳ぐような、幻想的で面白い光景でした。カメラを趣味にしている方などは、あらしの来る時季を狙って撮影旅行に出たりもするようです。私の見たテレビでは、自力で操る一人乗りのパラシュートで上空から撮影していました。今回この肱川あらしを特集するにあたって、写真をお借りした小学校のHPでは毎年、肱川あらしが来るのを楽しみにしているようです。大洲には肱川あらしを展望できる公園もあるそうです。ライブカメラもあるそうなので、ご興味のおありの方はこちらからどうぞ。
Photo by/大和小学校公式サイト
そもそも、肱川あらしとは、冬型の気圧配置が緩んだ、季節風の影響を受けない日に、盆地で発生した白い霧を伴った冷たい強風が河口を吹き抜ける現象のことです。温かい空気を急激に冷やすと空気中で凝結し、白いもや=霧になります。冬に吐いた息が白いのと同じですね。発生した霧は海上で発生した上昇気流に誘引されて上流から河口(海側)へ流れます。街は白いもやでおおわれて、自然現象とはいえ、神秘的な空間になるそう。
一度この目で見てみたいものですねえ。撮影に向かう方も、天気図を読んで、運次第なところもあるみたいですから、将来リタイアしたら、のんびり大洲に二週間くらい旅行に行ってみるのもいいかもしれません。あなたの住んでいる地方にも特有の自然現象はありますか?NHKアーカイブスでは「樹氷」のことも特集していたので、それも近々見てみたいと思います。
参考文献/Wikipedia、NHKアーカイブス「水七変化特集」