こんにちは。月曜です。
週末お休みだった方はどのような休日を過ごされましたか?
家族サービスされた方はお疲れ様です。おうちでゴロゴロしてた方、デートだった方うらやましい~。
私は日曜お休みだったのですが、家の行事で余計疲れました。疲れが残っているのか、忘れ物しました。仕事に支障がでるようなものじゃないから良いんですけど。
えっと、今回は蛇口や水回りに深い関係がある「水道の歴史」を調べてみました。
調べているとやっぱり、というか、どうしても「ローマ水道」が出てくるので、「テルマエ・ロマエ」思い出してしまって一人でニヤニヤしてます。(映画2作目まだ見てません)
【 水道の歴史 】
世界で最初の水道ができたのは、今からおよそ2300年前のローマ。ローマ水道と呼よばれ、現在も一部が残っています。
2300年前の日本はというと、「弥生時代」です。農耕が始まったことで覚えていますが、実はもっと前(縄文時代)から農耕していたらしいです。どっちにしろやっとそんな感じの時代です。
でもローマではすでに水道があった!!進んでますね!
スペイン・セゴビアの水道橋 です。
撮影David Corral Gadea
(GATAG http://free-images.gatag.net/2013/02/02/120000.html)
(ローマはなぜ、水道を作ったのか?)
答え:それは、領土を広げるためらしい。
領土を広げるためには、兵士が必要になり大きな町が形成されました。すると川や泉の水だけでは足りなくなり、山から水を引く必要が出てきました。そこで11箇所の水道が建設されました。
これが世界初の水道を作った理由です。
材質は石、木材、陶器などです。
(古代ローマの入浴)
世界初の水道を作ったローマ人はお風呂も香水も大好き。
後の中世ヨーロッパのように体臭をごまかすためではなく、オシャレに香水を使い、風呂に入っていた。しかし、4世紀頃にキリスト教が入ってきてからは、「贅沢禁止」や宗教上の理由から入浴も香水をつけることも行われなくなりました。
(中世ヨーロッパの入浴)
そして時が経ち、中世になってからは高貴な身分の者が相手をもてなす際に風呂が使われるようになったようです。
その後(16世紀頃?)、「水に対する恐怖」が生まれ、入浴が禁止されます。
「水の恐怖」とは?
→毛穴から水が入り皮膚が柔らかくなることで、病気や毒などの影響を受けやすくなると考えました。
ちょうどその頃に流行ったペストの影響もあるようです。入浴すると毛穴が開きペストが体内に侵入すると思っていたらしい。
今では、不潔にする方が病気にかかりやすいことは誰もが知っていますが、昔はウィルスや菌などの概念すらありませんから仕方ないのかもしれません。
(シャワーは軍隊で使われていた)
19世紀に入ってからは、シャワーが登場します。
シャワーは当初、効率よく清潔にするため軍隊などで利用されていました。
ゆったり湯船に浸かるという入浴方法は時間も費用もかかるため贅沢とされ、高貴な身分の人の特権でした。そして一般庶民にはシャワーが普及していきました。
なので、欧米では湯船に浸かるという習慣があまりないのですね。
(日本の水道)
日本最古の水道は江戸時代です。1590年頃あの徳川家康が水道建築を始めました。
水道と言っても各家庭に水を引くのではなく、地域ごとに井戸のような形で公共の水汲み場がありました。時代劇でよく見かける江戸の”井戸”、あれ実は井戸じゃなくて水道なんですね。樋(とい)と呼ばれる送水管を地中に埋め水を引いていました。
材質は木材や石です。
(近代の水道)
現在のような水道が整備され始めたのは明治20年頃。横浜から始まりました。当時海外から入ってくるコレラなどの伝染病を広げないために水道が整備されていきました。コレラ菌等は水を媒体にして広がっていきますから、それらを予防するためだったんですね。
(世界に誇る日本の水道システム)
”蛇口から出る水が直接飲める国” は世界でもたった11ヵ国しかないそうです。
普及率も95%を超え、誰でも何処でも安全な水が飲める国です。普段は意識していませんが、実は贅沢なことなんですね。
そして漏水率も世界平均と比べると、なんと10分の1です。素晴らしい!
(耐震化)
世界に誇る素晴らしい水道設備ですが、いいことばかりではありません。
日本は昔から地震が多い国です。にも関わらず、耐震化が十分ではないようです。東日本大震災の後、各自治体の努力で少しずつ進んでいますが、まだまだという状況らしい。
一日でも早い安全な水道設備を望みます。
そんなこんな水道の歴史ざっくりとお届けしました。
パパサラダの商売も水道設備が十分に普及しているからこそ成り立っているんです。水道(水)がないところに蛇口も水栓も必要ないですからね。ありがたいことです。
いつでも水が飲めてお風呂に入れることに感謝しつつ、明日からも仕事がんばろう!