水道水の臭い

こんにちは。
今朝、遅刻する夢を見て目が冷めました。心臓に悪い。夢でよかったです。現実にならないように気をつけます。

ほぼ毎日ブログを更新させていただいているのですが、誰か読んでいる人がいるんでしょうか?
誰も読んでなかったら寂しいなあ。
まあ、そんなことは置いといて。今日は、水道水の臭いについてのお勉強です。

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水が臭う原因は色々あります。
給水管などの金属の腐敗、カビ、消毒のための塩素などです。
普段は、カルキ臭くらいしか気にしたことがない水道水の臭いですが、たまに異臭を放つことはありませんか?飲んでも害がない無害な場合と、有害な場合がありますので注意しましょう。

●塩素臭、カルキ臭

菌の繁殖を抑えるために、水道法によって義務付けられている塩素消毒の残留塩素の臭いです。各家庭に水が届くまでに塩素濃度が0.1mg/L以上残るように定められています。それ以下になると菌が繁殖してしまうからですね。
個人差がありますが、朝は臭いに敏感になっている人が多いらしく、塩素臭を感じやすいようです(※1)
臭いに敏感な人や気になる場合は浄水器などを利用するか、一旦沸騰させてから使う(※2)、または竹炭などを入れた容器で一晩放置してから使うと良いでしょう。ただし、ここで注意したいのは、塩素を取り除いてしまうと滅菌作用がなくなるので、水の保存が難しくなります。もし、これらの水を汲み置きする場合には当日中には消費してしまいましょう。

※1 臭いに敏感になっているから塩素臭を感じやすいだけで、実際は朝一番が残留塩素の濃度が低くなっている可能性が高い。つまり雑菌が繁殖している可能性が一番高いということです。飲料用には使用せず、花の水やりなどに用いるといいでしょう。

※2 煮沸して塩素を取り除く場合、沸騰してから蓋をとって約5~20分程度沸かします。沸騰直後は塩素化合物の濃度が最も高くなり、その後煮沸し続けることによって蒸発しますので、沸騰してからもしばらくは沸かす必要があります。

●カビ臭

このカビ臭の原因は、実際はカビではなく「藍藻」などの微生物によることが多いようです。特に湖沼、貯水池またはダムが水源の場合は、夏場になると微生物が繁殖しカビのような臭いを発生させます。通常は浄水場で極力臭いを処理してから飲水として提供されています。
もし、長期間臭いがとれない場合は、全部が全部「藍藻」が原因とは限りません。蛇口(水栓)にカビが発生している可能性や、家庭につながる配管が誤って農業用水などに接続されている可能性もありますので、調査が必要です。

●薬品やシンナー臭

塩化ビニールの給水管は接着剤等を使って工事します。また、家の工事などに使用した塗料が原因の場合もあります。塗料に含まれるシンナーなどが何らかの原因で塩ビの給水管に浸透し水に臭いが移ることがあります。この場合も長期続くようであれば調査が必要です。

●金属臭

鉄、鋼管等の金属製の給水管を使用している場合、長期間使われていないと錆などが発生し臭いの原因になっていることがあります。もし、錆を確認した場合は取替え工事などで対応しましょう。

硫黄(イオウ)臭
※硫黄は有害物質です。飲用しないでください!(温泉の硫黄は問題ありません。硫化水素ガスが発生すると有害になります)

長期間使用していない水道などは、殺菌用の塩素がなくなり、硫酸塩還元細菌が繁殖する場合があります。その細菌により発生した硫化水素の臭いの可能性があります。
臭いがある間は飲用しないでください。長期臭いがなくならない場合は調査が必要です。

●死に水
水道用語の中に「死に水」というものがあります。
長期間使われない水道に水が貯まり、雑菌が繁殖して飲めなくなったり、配管が腐食して飲めなくなった水のことです。この死に水が別の給水管などに流れ出して水道水が臭うこともあります。

まとめ
1.異臭がする場合は飲まない(通常の塩素臭は問題ない)
2.長期に渡って臭いが取れない場合は調査をした方が良い

と、いうことのようです。

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ここで余談ですが、途中で出てきたカビのこと。
カビと言っても有害なものと無害なもの、役に立つものがあります。食品を発酵させ風味を出したりするのもカビの役目です。

代表的なものに、チーズがあります。青カビなら「ゴルゴンゾーラ」白カビなら「カマンベール」などです。(ゴルゴンゾーラは癖があって私は苦手ですが、カマンベールは美味しいです)
日本食の場合は、ニホンコウジカビを使う「日本酒」「焼酎」「醤油」「味噌」などがあります。どれも身近な食品です。ちなみに、納豆菌は菌であり、カビではないらしいです。

水回りとカビは切っても切れない仲ですから、今度はカビのことも調べてみます。

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