水と料理

こんにちは。

今日も相変わらず目が痛いです。さっき目薬さしたんですが、乾燥しているようです。
昨日全国のあちらこちらで雷や雨がすごかったようですね。松山は昼頃にちらっと降っただけでした。

パパサラダはまだエアコンも入れずに頑張ってます。クールビズです。いや、もともと服装自由なんですけどね。そういえば、昔は夏も暑苦しい格好してたなあ、と今思い出しました。今も暑苦しいですけど、輪をかけて暑苦しかったと思います。若いころって体感温度が違うんですよね。寒さにも強い。真冬にミニスカートやらホットパンツやら履けてたのが今となっては信じられないです。(takaは新人ですが、新社会人ではないので若くはないです)

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Photo by ぱくたそ http://www.pakutaso.com/

えー、今日は昨日書きそこねた「水と料理」について書きたいと思います。

写真の卵かけご飯美味しそうですね。嫌いな人もいると思うのですが、嫌いな方は見なかったことにしてください。
卵と言えば、生で卵を食べる国はあまりないらしい。衛生上の理由で普通は火を通してからしか食べない。卵かけご飯が食べられるということは、それだけ日本の卵が安全ということです!鶏卵農家さんありがとう。
生卵にはサルモネラ菌がいて、サルモネラ食中毒になりやすいらしい。でも日本では卵の完全洗浄など衛生管理が行き届いているので、生で食べられるのです。なので、外国に行ったときに日本と同じ感覚で生卵を食べちゃダメです。お腹壊しますよ。
ちなみに、一般的に卵が食べられるようになったのは江戸時代。それまでは「神様にお供えするものだから、人間が食べると罰があたる」と考えられていたらしい。

話がだいぶ逸れました。水と料理ですね。水と料理。

「軟水と硬水について」

みなさんご存知だと思いますが、水の硬度についておさらいしましょう。
水の硬度はカルシウムとマグネシウムの含有率によって変わります。
飲み慣れない水を飲んだ時に違和感を感じますが、それは含まれている成分の違いです。

●軟水・・・ 0~100mg/L未満(WHOによる分類では0~120mg/L未満)
●中硬水・・・ 100mg以上~300mg/L未満(WHOによる分類では120mg/L以上)
●硬水・・・ 300mg/L以上

日本の一般家庭の蛇口からジャーっと出てくる水は「中硬水~軟水」です。
ヨーロッパや北米では地層の違いと、長い時間水が地層に接することで地中のミネラル成分を吸収するから硬水が多い。日本は国土が狭いため水が地層に接する時間が短く、ミネラル成分をあまり吸収しないため軟水になると考えられています。
ペットボトルの水を買うときに、よく見てみると表示されています。

一般的に軟水は癖がなく、刺激も少ないため赤ちゃんのミルクにも適しています。
一方、硬水は渋みのような刺激を感じますが、ミネラル成分が多く含まれていますので、ミネラルを補うのであれば硬水の方が良いようです。なので、ダイエトしている人は硬水を飲んだほうが良いみたいですよ。

●代表的なミネラルウォーター(ナチュラルウォーター )

(同じ商品名でも水源地が違う場合があり硬度に多少差があります)
商品名 硬度 種類
エビアン 304mg/L 中硬水
コントレックス 1551mg/L 硬水
ボルヴィック 49.2mg/L 軟水
クリスタルガイザー 38mg/L~ 軟水
六甲のおいしい水 83.6mg/L 軟水
サントリー天然水 29.9mg/L 軟水
いろはす 28.8mg/L 軟水

こうして見てもやはり、日本のミネラルウォーターは軟水ですね。

ちなみにコントレックスは非常に硬度が高いので、慣れていない人が大量に飲むとお腹を壊す場合があります。が、ミネラル分などが腸を刺激して排便を促し、新陳代謝が促進される。またミネラルの補給もできるということでダイエットに向いているそうです。
一度飲んだことがありますが、私の口には合いませんでした。

「料理と飲み物」

●飲み物編

コーヒー・・・(軟水)豆本来の香りや味を引き出すため、コーヒーの特徴がよく出る。
       (硬水)カルシウム多い水の場合は苦味を抑えてまろやかな味になる。マグネシウムが多いと、苦味が際立つらしい。

緑茶・・・ 軟水で淹れると、緑茶の香りがより楽しめる。つまり、普通の水で淹れろということですね。値段が高い水=美味しい水=お茶も美味しいはず。という根拠の無い図式で、わざわざ硬水のミネラルウォーターを使っても無駄ということです。
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お酒(製造)・・・ (日本酒)軟水で作るとソフトな甘口に、硬水で作ると辛口になる。
          (ビール)淡色ビールには軟水、濃色ビールには硬水が適しているそうです。
          

●料理編

ご飯・・・ (普通のご飯(白米))軟水で炊くといい。
      (パエリア、ピラフなど)カルシウムが食物繊維を硬くするので、パラパラとした炊き上がりにしたい場合は硬水を使うといいらしい。

和風出汁・・・ 軟水でとりましょう。素材の成分を引き出せます。硬水を使うと、ミネラル成分が素材のアミノ酸(うま味成分)などと結合してしまい、うま味が感じられなくなります。

洋風出汁(スープストック)・・・ 骨付きの牛肉や鶏肉を使う場合は中硬水を使う。水に含まれるカルシウムが肉を硬くする成分と結合して灰汁(あく)になるので、煮込みながら灰汁をきれいに取り除くことで美味しいスープストックができる。また、硬い肉を煮込む場合も硬水を使うと肉を硬くする成分が灰汁になって出て行くので柔らかくなる。

パスタ・・・ 硬水で茹でると麺にコシが出ます。カルシウムと澱粉が結合するためです。

●番外編「東西の出汁の違い」

東西の出汁の違いも水に関係します。
関西方面の水は軟水ですが、関東方面はやや硬水です。関東ローム層があるので、少し硬水寄りです。
それに加え、関西では北海道からの昆布が入って来やすかった。逆に関東は魚を使う出汁が発達しました。いわゆる「鰹節」ですね。
軟水では昆布の味がしっかり出ます。しかし、硬水になると昆布のうま味が抽出されにくい。そこで魚を使った出汁が発達したわけですが、魚の風味が強くなるので、それを少し抑えるために濃い口醤油が使われるようになった、という説があります。

カップうどんにも関西風と関東風がありますよね。
知ってますか?売っている地域によって味が違うんですよ。
ちゃんと分けて作ってるんですねー。まあ、口に合わないもの作っても売れませんからね。
たまに、限定で関西で関東風売ったり、関東で関西風売ったりしてますので食べ比べると分かります。

なので「美味しいものは世界共通」ってあれ嘘ですね。
日本国内だけでも味の違いがあるのに、世界共通なわけがない(笑)
テレビで見たんですが、どこかの国ではご飯に「はちみつ」かけて食べてました… やってみよう… と、思えないです。みんな甘いのが好きな国民なんでしょう。
やっぱりご飯には明太子が一番です!(異論は受け付けます)

水自体はおおまかに分けると軟水と硬水しかありませんが、その国、その土地、そこの水に合った料理が発達してきたんですね。
それと同じで、パパサラダでは、日本の規格に合った蛇口や水栓を販売しています。合わないものは売ってません。(急に宣伝)

お腹すいてきました。帰ったら卵かけご飯食べる(宣言!)

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