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Q-10-3-1 “エコ水栓柱(焼丸太)H900,φ100 CP6242900”の設置について水栓柱の配管取付はどのようにするのでしょうか。グラグラしないように固定できますでしょうか?
下部は埋め込むとの事ですが、どのくらい埋め込むのでしょうか。
H 900タイプ を注文・受け取りましたが、埋め込みが深いと地盤からの立ち上がりが少なくなってしまいますね。
仮に土被り300mmとすると、実際の立ち上がりは、600mm程になってしまうのでしょうか? 立ち上がりが900mm程欲しいのですが、、、。エコ水栓柱(焼丸太)H900,φ100 CP6242900
- 通常水栓柱の設置は、まず穴を掘って水栓柱を立て水道の配管を接続します。そして、水が正常に出るのを確認して配管にも問題がなければ、水栓柱の根元部分の土に埋まる箇所をコンクリートやモルタルで固めて固定します。
これで、しっかりと固定された水栓柱が出来上がります。
水栓柱の埋め込みは、下から何mm と考えるよりも、接続した給水管(水道パイプ)が土に何mm埋まるかで考えます。
つまり、給水管の凍結や破損を防ぐための土被りが必要になります。その土被りは理想は100mm以上欲しいですが、コンクリートで防護するのであれば50mmぐらいあれば良いでしょう。
そうするとやはり地盤からの立ち上がりは600mm程度になってしまいます。ですが、これは水栓柱の標準の高さです。
あまり高すぎると水が地面ではねて足元が濡れてしまいあまり使い勝手が良くないとされています。
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Q-10-3-2 エコ水栓柱(焼丸太)・カラー水栓の耐用年数・メンテナンス方法・取扱上の注意についてエコ水栓柱(焼丸太)・カラー水栓の耐用年数・メンテナンス方法・取扱上の注意についてエコ水栓柱(焼丸太)・カラー水栓
- 耐用年数は、エコ水栓柱(焼丸太)・カラー水栓共に10年以上と考えております。
ただし、これらは使用頻度や設置条件に大きく左右されますので以下のことに注意してください。
エコ水栓柱(焼丸太)は、腐食を防ぐために焼付け加工・対候塗料を施していますが、更に長持ちさせるためには数年に一度は防腐塗料を塗ることをお勧めいたします。まず乾いた布で汚れや水気を取り除き、そして防腐塗料を塗ります、特に下部の土に埋まった部分も土を掘り起こして、汚れを取り除きよく乾かせてから塗って下さい。防腐塗料はホームセンターなどで売っている木材用の防腐剤(半透明の液体)で結構です。
次に、カラー水栓ですがこれは普通の水栓と同じと考えてください。汚れはスポンジや布で拭いて落としてください。注意することは、コンパウンド系の磨き材を使用しないこと、サンドペーパーや水やすりも厳禁です。それらで磨くとメッキが剥がれてしまいますので特に注意してください。
あと、普通の水栓と同じように内部の水栓コマが磨耗して水が止まりにくくなる事があります。この水栓コマは消耗品ですので5年から15年位で交換が必要になります。その際には、必ず寒冷地用の“固定コマ”を購入して交換してください。固定コマはホームセンターにございますし弊社でも対応していますのでその際はご相談ください。取替えは簡単ですので問題ないかと存じます。
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Q-10-3-3 水栓柱の埋込み具合について高さが900となっていますが、何センチか埋め込みますよね?そうすると、出来あがりの高さは何センチとなりますか?(何センチ埋め込めばよいか?)水栓柱
- 水栓柱には、2つのネジ穴が空いています。Rp1/2 とか G1/2 と書かれているのがそれで、上側のネジ穴に蛇口が付いて下側のネジ穴に水道管を接続します。
この下側の水道管の穴より10cm~15cm程上の位置まで土が被る事になります。
よって、水栓柱の仕上がりの高さは、610mm~660mm程度の高さになります。
殆どの水栓柱にいえることですが、下側のネジ穴から10cm~15cmが仕上がりの土の高さを目安にして頂ければ幸いです。
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Q-10-3-4 水栓柱の設置についてどういう工法で埋め込めばいいのですか?コンクリートを流して固定するのか?水栓柱
- 水栓柱の設置はいたって単純な物です。
穴を掘って、水栓柱を立てて水道管を接続して、土で埋め戻すだけです。
でもこれだけでは、ホースを繋いだときに引っ張りすぎて傾いたりする可能性もありますので、土で埋めるだけではご心配でしたら、コンクリートで固めてから土を被せたりもします。
その辺の水栓柱の設置工事に関しては、水道業者なら皆心得ていますので心配ないかと存じます。
ただ、コンクリートでの補強に関してはリクエストした方がより確実かもしれませんね。
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Q-10-3-5 DIYでの立水栓設置について自分自身で立水栓を設置しようとしております。設置方法について、以下の質問に回答下さい。
蛇口の設置について
・蛇口部の設置には、ネジ山にシールテープをつけるのみですか?
・パッキン等は必要ないのですか?
・シールテープは、ネジの一山づつに付けるのですか?数山ごとにつけるのですか?
・設置部の詳細写真を見ると、蛇口のネジ山が残っているように見えるのですが、問題ないのですか?(それとも、ネジ山は残ってない?)
・水道菅のネジ山の加工(シールテープ等)は上記の蛇口と同様と考えて良いですか?
・個人で立水栓を設置する場合の、留意事項について教えて頂きますよう、よろしくお願い致します。立水栓
- それでは一つずつお答え致します。
>・蛇口部の設置には、ネジ山にシールテープをつけるのみですか?
水栓のネジ部分の根元に取り付けるパッキンが販売されてはいますが、普通は使用しません。
特殊な場合を除き、シールテープだけで十分です。
>・パッキン等は必要ないのですか?
シールテープの幅自体がネジ山4つ分くらいありますので、ネジ山1つずつに付けるのは無理です。
深く考える必要はありません、シールテープをピンと引っ張りながら、ネジ部分へ巻くだけです。
その時に、縦にも横にもヨジレやシワが付かない様に注意して下さい。ネジの先の部分から巻いていきます。
>・シールテープは、ネジの一山づつに付けるのですか?数山ごとにつけるのですか?
オスネジとメスネジがあたる部分にシールテープが巻かれていれば良いのです。
それ以外の部分には、巻いていなくてもどちらでもかまいません。
ですが、蛇口のネジ部分の幅は狭いですから、普通に巻けば自然に全部巻けてしまいます。
>設置部の詳細写真を見ると、蛇口のネジ山が残っているように見えるのですが、問題ないのですか?(それとも、ネジ山は残ってない?)
残っていても残っていなくても関係ありません。用は、オスネジとメスネジがあたる部分にシールテープが巻かれていれば良いのです。
それ以外の部分には、巻いていなくてもどちらでもかまいません。
ですが、蛇口のネジ部分の幅は狭いですから、普通に巻けば自然に全部巻けてしまいます。
>水道菅のネジ山の加工(シールテープ等)は上記の蛇口と同様と考えて良いですか?
シールテープの巻き方は、基本的にはいつも同じやり方と考えてください。
ただし、材質やネジ具合によって巻く回数を変えて微調整する感じです。
巻き方は同じでよいのですが、水栓柱の下側の部分の継ぎ手のねじ込みは、工具を使ってしっかりとネジ込みます。
手で締めて十分なのは蛇口だけです。
>・個人で立水栓を設置する場合の、留意事項について教えて頂きますよう、よろしくお願い致します。
水栓柱と給水管の接続部分をしっかりする事と、水道管を分岐する際の配管を水漏れなくすることです。
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Q-10-3-6 自分で水栓柱を設置する際の注意事項や必要な物を教えてください。実は庭に既に地下水栓が設置している個所があり素人考えではありますが そこから設置したい箇所(距離およそ60cmほど)に地下水栓を取り外し 水道管を延長して水栓柱を設置しようかと考えていました。
地中に埋もれている水道管を掘り当て、分岐させるのは素人には難しいかもしれませんが これくらいならできるかと思いまして・・・
個人で行った場合水圧や、配管(設置個所までまっすぐでないため配管を屈折させる必要があるので)等で注意しておかないといけない点があれば教えて下さい。水栓柱
- 実際掘ってみて配管の状況を見てみませんと何ともいえませんが…
一番問題なのは、やはり分岐の部分です。例えば、1本の埋まってあるパイプの真中あたりを切断して “チーズ継手” で分岐するのは少々難しいですが、既設の地下散水栓の手前でパイプを切断して、その部分から延長するのはずいぶんとしやすいと思われます。多少の知識があれば出来ると思いますのでがんばってみてください。
用意する材料を挙げておきます。お近くのホームセンターや金物屋で購入して揃えてください。
その前に、まず実際に掘って見て施工部分のパイプの管種と口径、配管の状況などを調べてください。
ここではパイプは、“VPパイプ”、 口径は “13mm” 。 と仮定します。 (口径は16nn、か20mmの可能性もあります。)
- 用意する物:バルブソケット13mm … 1個(※ バルブソケットはなるべくネジ部分が真鍮の物を使用してください)
- TSソケット 13mm… 1個
- TSエルボー 13mm… 5,6個
- 塩ビ用の接着剤… 1缶
- シールテープ… 1個
- VPパイプ… 1本(HI VPパイプでも、VPパイプでもどちらでもかまいません。)
- 用意する工具:パイプレンチ又はモンキーレンチ、プライヤーなど …1個 (※ バルブソケットをねじ込むのに使用します)
- パイプソー(塩ビ用ののこぎり) …1個 (※ パイプの切断に使用します)
あくまでも一般的な場合を想定していますので、参考程度にして下さい。
注意する点:- バルブソケットはなるべく砲金入り [ネジの部分が真鍮(黄銅)のもの]を使用してください。※漏水の主な原因はこの部分です。
- バルブソケットは、あまりねじ込み過ぎないようにして下さい。あまり無理をすると水栓柱側のメスネジが割れる事があります。ある程度しまれば、水圧に耐えられます。ほどほどに…
- 接着剤は必ず、継手とパイプの両方に充分つけてください。
- パイプを継手に差し込んで接合した時は、10秒ほど押さえたままにして落着くまで待ちましょう。
- 微妙な角度に接合する時は、パイプにあまり無理をさせない事 (あまり無理をさせると数年後に亀裂が入ります)
- 微妙な角度に接合する場合、プロはトーチランプやガスバーナーなどでパイプをあぶって曲げますが、かなり経験を要するので、未経験の場合はしないほうが無難です。継手を何個も使って角度を合わせていく方が確実でしょう。
- 全て配管し終わったら、10分ぐらい待ってから通水してください。その時に水漏れがないか全ての配管をよく確認してください。
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Q-10-3-7 水道屋さんへの水栓柱設置依頼の仕方について水栓柱を庭に設置する際は、通常の水道配管を依頼すればOKですか?
水栓柱、蛇口があればとりあえずの取り付けは可能と考えて良いのでしょうか?水栓柱
- 水道屋さんにそのまま、“水栓柱の設置をお願いします”と言えば通じます。ただ、ご自分で水栓柱と蛇口を用意する場合は、その旨を最初から伝えておいた方が良いでしょう、もし言ってなかったら水道屋さんが用意すると思いますので後でトラブルの原因になりかねません。ちなみに水道屋さんが用意する水栓柱は、とてもオシャレとは言いがたいごく普通の物です。
あと、値段も聞いておいた方が良いでしょう。もし高いようでしたら別の水道屋さんを当たって見た方が良いかと思われます。設置工事のお値段は、水道管までの距離や条件によって異なりますが、大体相場は 1万5千円~3万円 ぐらいではないかと思われます。ただし、これは水栓柱の設置のみのお値段です。もし水栓柱の下に足洗い場を造るとすれば、排水工事も伴いますので、プラス料金が加算されます。つまり、一度水道屋さんに来てもらって、現場と品物を見せてどうしたいかを説明して、見積りをしてもらってからの方が安心すると思われます。
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Q-10-3-8 水栓柱に蛇口を2つ取付けできますか水栓柱の詳細を見るとRp1/2、Rp1/2等の表現がありますが、蛇口を2つ取り付けることができるのですか?
水栓柱の混合栓ではなく、双口栓というものになるのでしょうか?水栓柱
- まず、水栓柱の詳細の “ Rp1/2" と言う表示は、ネジのサイズの略号です。 “ JIS規格1/2インチサイズのメスネジです”と言う意味です。ちなみにこのサイズは、日本の水道規格で認められている最も一般的なサイズです。
なぜそれが2箇所あるかというと、簡単にいえば水の入り口と出口です。 つまり下側の Rp1/2 のネジ穴から水は入り、上側の Rp1/2に付いた蛇口から水は出ることになります。 したがって、これらの水栓柱は、決して混合栓でも双口栓でもありません。普通の単水 (水が1ケ所だけ出る) の水栓柱です。
ですが、取り付ける水栓を、双口栓(2箇所蛇口の付いたもの)にすれば、2箇所から水が使えます。例えば、片方を手洗い用にもう片方をホース取り付け専用にしたりしてご使用になれます。でも、あくまでも両方水で、決してお湯は出ません(混合栓にはなりません)のでお気を付け下さい。
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Q-10-3-9 水栓柱の耐用年数について水栓柱の購入を検討しているのですが、エコ水栓柱(焼丸太)は素材が木だと思うのですが、耐用年数の差(屋外にて使用の場合)はどのくらいでしょうか?エコ水栓柱(焼丸太)
- エコ水栓柱(焼丸太)は、本物の丸太に防腐塗料を注入した物で長期間持つ事が望めますが、環境の違いに大きく左右されますので具体的にはお答えしかねます。確かな事としましては、本物の木だけに雨風にさらされれば最終的には朽ちる素材となっております。
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Q-10-3-10 自分で水栓柱を設置したいです水栓柱は自分で取り替えることができますか?
できるのであれば、製品購入時にやり方も教えていただけるのでしょうか?水栓柱
- 基本的に水栓柱の設置に関しては、水道工事業者に依頼されるようにお薦めしております。
水栓柱は、蛇口などの露出した部分の給水装置とは違い、給水管そのものを切断したり接続したりする作業になりますので、ミスをすれば水漏れの原因になる可能性があります。よって、水道配管の知識が全くない方はやはりここはプロにお任せしたほうが良いのではないかと存じますが、過去に何人かのお客様で、どうしても自分でやってみたい と仰られる方もいまして、その折には作業手順を出来る限り説明させて頂きました。また、水栓柱は新しく設置するよりは、取替えの方が数段やり易いことも事実です。
よってご自分で挑戦されるようでしたら、出来る限りのサポートをさせて頂きます。
ここでご提案ですが、まずご自分で水栓柱の周囲を半径50cm程掘ってみて、水道管の接続状況をよく観察してみてから、ご自分でされるかどうかお決めになってはいかがでしょうか。実際見てみればご自分で出来そうか大体分ると思います。
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Q-10-3-11 水栓柱の設置方法についてレトロ水栓柱が気に入り取り付けたいと思いましたが何点か質問があります。
1)地中にはどの位埋めたほうがいいのでしょうか?
2)蛇口と水道栓入り口のねじやパイプ径は?
3)土に設置した場合モルタル等で、固めた方がいいですか?
4)個人(素人)でも取り付けることは可能でしょうか?
5)その他 注意点や事前に調べておくこととかがあれば教えて下さい。水栓柱
1)出来るだけ深く埋めた方が水栓柱が安定して良いのですが、あまり深く埋めると今度出来上がりの高さが低くなってしまいます。ですから、仕上がりの水栓柱の高さを考えて、しかも本体が安定する程度の深さには埋めなければなりません。
最低でも、接続した給水管の上に5cmは、土がかぶさらなければならないでしょう。言い方を変えれば、GL(地面の高さ)から 5cm以上の深さには水道管(給水管)が埋まってないとパイプが凍ったり、傷ついたりする可能性があります。 なお、深いのはいくらでも深くてかまいません。
2)下側の給水管に接続する部分のネジ口径は13mm(15A)で、上側の水栓を取り付ける部分も13mm(15A)です。ごく普通の標準のサイズですから、この点は問題ないと思います。
ついでに言っておきますと、水道の業界では、ビニールパイプ(塩ビ)の時は13mmと言いますが、鋼管や金属製の継手の場合は15Aと言います。どちらも全く同じサイズです。
3)これはぜひモルタルで固める事をおすすめします。ただ、地表まで固めなくて良いですから、土に隠れてモルタルが見えなくなる程度の深い部分だけで充分です。水栓柱が安定してトラブルが少なくなります。
4)弊社では基本的に水栓柱の設置に関しては、水道工事業者や水道配管の経験者に依頼するように常に申してきました。
それは、後々常に水圧のかかる部分になりますから、何か不具合があれば漏水の原因になるからです。ですが、水道配管の経験がおありになる方や、また少し勉強をすれば素人の方でも出来ない工事ではありません。
ただ、私的には既設の水道管から分岐する部分が最も心配であまりおすすめは出来ません。
5)ご自分でなさる場合、まず既設の水道パイプ(最短距離のパイプ)がどこに埋まっているかをまず探す事が第一です。その既設のパイプの管種(塩ビ管、鋼管、ステンレス管、ポリエチレン管)によって用意する材料も異なります。なお、殆んどの場合は塩ビ管かと思われます。
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Q-10-3-12 水栓柱設置の作業手順を教えてください。水栓柱
- 水栓柱設置の作業手順は下記の通りです。
【塩ビ管(VPパイプ)での配管を想定しています】
- ① 水栓柱を設置したい位置からなるべく近くに通っている水道管を掘って探します。(この作業にはやはり経
験を必要とします)見つけましたらその既設の水道管の管種と口径を調べます。そして周りを作業出来るように上下左右充分掘ります。調べた管種と口径によって材料を揃えます。
- ② 水栓柱を設置する場所を決め、そこを掘ります。(掘る幅は最低直径30cmの円形ぐらい、深さは水道管の位置が GL(最初の地面の高さ)から深さ 5cm以上になるくらい。)
- ③ 水栓柱の “下側のねじ込み部分” に “バルブソケット” を充分ねじ込みます。(バルブソケットのネジ部分にはシールテープを6回~8回くらい時計回りに巻いておきます)
- ④ 水栓柱の “上側のねじ込み部分” に用意した水栓(蛇口)をねじ込みます。( 同じく水栓のネジ部分にはシールテープを6回~8回くらい時計回りに巻いておきます)
- ⑤ ②で掘った穴に “水栓柱(水栓とバルブソケットがつけられた物)” を仮置きします。
- ⑥ “⑤で仮置きした位置” と “①で掘った水道管” の間を配管できる広さ深さに掘ってつなげます。
- ⑦ 水道メーターボックスの中の止水栓(バルブ)を閉めて、宅内の水を止めます。そして①で掘り出したパイプを都合の良い位置で切断し分岐します(VPパイプならばTSチーズなどの継手とSKソケットを使います)。
- ⑧ ⑤で仮置きした水栓柱のバルブソケット と ⑦で分岐した継手までを配管してつなげます。
- ⑨ 10分ほど待ってからメーターボックスの中の止水栓を開けて通水します。その時に、水漏れがないかよく確認してください。
- ⑩ 水漏れがなければ、最後に埋め戻します。(埋め戻す前に水栓柱の根っこの周りをモルタルやコンクリートなどで固めると尚良いでしょう。)
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Q-10-3-13 水栓柱の取付けにはどのような工事が必要ですか?設置する際に水道工事を必要としますので水道工事店にご依頼ください。とありますが、どのような工事が必要になりますか?
水栓柱
- 水栓柱は、設置するでけでなく埋設部分(土の中)で既設の水道管に接続しなければ水を出す事が出来ません。その作業はそれぞれのご家庭によって条件が異なります。
例えば、水栓柱を設置したい場所の1m位の所に既設の水道パイプが通っていれば土を掘るのは1mで済みますが、10m程離れた場所にしかない場合は10m掘らなければなりません。
また、“水栓柱を設置したい場所” がコンクリート部分なら、そのコンクリートをハツルと言う作業も加わります。その他、パイプを接続する際に角度が合わない場合などはその微調節をするために、パイプをあぶって曲げるなどの作業も加わります。
これらを総合して考えますと、やはり水圧が直接かかる部分だけに素人の方ではちょっと難しいと思われますし、仮に出来たとしても、その後漏水などのトラブルが起きる事も考えられます。よって弊社では水栓柱に関しては、水道工事店に依頼するか、または水道工事経験者に施工してもらう事をお薦めしております。
一応、設置の手順を書いておきますが、いろいろ現場の状況によって変わってきますので、参考程度にして下さい。
(1) 水栓柱を設置する場所を決め、そこを掘ります。(掘る幅は最低直径30cmの円形ぐらい、深さは水道管の位置が GL(最初の地面の高さ)から深さ15cm以上になるくらい。)
(2) 水栓柱の “下側のねじ込み部分” に “バルブソケット” を充分ねじ込みます。(バルブソケットのネジ部分にはシールテープを6回~8回くらい時計回りに巻いておきます)
(3) 水栓柱の “上側のねじ込み部分” に用意した水栓(蛇口)をねじ込みます。( 同じく水栓のネジ部分にはシールテープを6回~8回くらい時計回りに巻いておきます)
(4)(1)で掘った穴に “水栓柱(水栓とバルブソケットがつけられた物)” を仮置きします。
(5)なるべく近くに通っている水道管を掘って探します。(この作業にはやはり経験を必要とします)見つけましたらその既設の水道管の周りを上下左右充分掘ります。
(6)“(4)で仮置きした位置” と “(5)で掘った水道管” の間を配管できる広さ深さに掘ってつなげます。
(7)水道メーターボックスの中の止水栓(バルブ)を閉めて、宅内の水を止めます。そして(5)で掘り出したパイプを都合の良い位置で切断し分岐します(VPパイプならばTSチーズなどの継手を使います)。
(8) (4)で仮置きした水栓中のバルブソケット と (7)で分岐した継手までを配管してつなげます。
(9)10分ほど待ってからメーターボックスの中の止水栓を開けて通水します。その時に、水漏れがないかよく確認してください。
(10)水漏れがなければ、最後に埋め戻します。(埋め戻す前に水栓柱の根っこの周りをモルタルやコンクリートなどで固めると尚良いでしょう。)
以上ですが、いかがでしょうか? 書いていて思ったのですが、やはり経験の無い方にはちょっと無理な工事です。当サイトでご購入頂いた方の殆んどは、新築かリフォームなどの際についでに水道屋さんにしてもらうケースが殆んどです。もし、水栓柱のみの工事でしたら、タウンページ等を見てお近くの水道工事店に尋ねて見たら
いかがでしょうか。はっきりしたお値段は分からないにしても、大体の目安はつくと思います。尚、意外と業者によって値段が違いますので、2・3社に尋ねてみることをお薦めします。
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Q-10-3-14 水栓柱で水とお湯が出る様にするのは大変ですか?お湯とお水が出るようにする為には、工事は大変でしょうか?水栓柱
- 取り付け工事の問題ですが、通常の水栓柱は水だけの接続ですから、水栓柱の最も近くに埋まってある給水管(水のパイプ)を探し出し、そのパイプから分岐して水栓柱までパイプで引っ張ってきて接続する。という工事になります。
これが双口混合栓柱の場合ですと、同じ事を給湯配管(お湯のパイプ)でもしなければお湯を出す事は出来ません。よって単純に考えれば2倍手間が掛かると言う事になります。水道業者に依頼した場合、料金ももちろん高くなります。(2倍まではしないと思いますが)ですが、これはあくまでも一般論でして、お庭の配管の状況によってはとても簡単に出来る場合もあります。
それは、家の中で “お湯を使っている場所”、例えば洗面所とか台所・バスルームなどですが、これらの“お湯を使っている場所” のすぐ外側には必ずお湯のパイプが通っています。もちろん水の配管もです。
もし、双口混合栓柱を設置したい場所が、これらの “お湯を使っている場所” の近くなら、工事は簡単に済むでしょう。それだけパイプを埋めるために掘る部分も少なくてすみますし、配管の手間も少なくて済むからです。
これらの工事は、もちろん素人様では出来ませんので水道業者に依頼する必要があるのですが、まず見積りをしてもらい、いくらぐらいの金額で出来るのかを事前に聞いておいたほうが良いと思います。
また、こんな方法もあります。もしお湯を出す事で金額があまりにも高ければ、お湯を出す事を諦めて、両方とも水を接続してもらう事も出来ます。本来なら、お湯のパイプを接続する部分に、水のパイプからバイパスを組んでそれを接続するのです。これはいたって簡単な工事で、これなら金額的にも作業的にも普通の水栓柱と殆んど同じで済みます。ただしこの場合は、上部のハンドルをひねった場合、右も左も水が出ることになります。