タンクレストイレとは、便座の後ろに備え付けるタンクが無いタイプのトイレを指します。従来のタンク式トイレに比べて、奥行きが100mm~200mm、高さがおよそ500mmほど小さくなり、トイレ空間がすっきりと広く使えるのが特徴です。
タンクレストイレは、直圧式のため連続して水を流すことが出来ます。節水効果も高く、お手入れも楽。デザイン性にも優れており省スペース。この様な利点を生かしてタンクレストイレが広く普及してきました。一方、タンク付きトイレは一旦タンクに水を貯めておき、高低差を使って水を流しています。その水を貯める際、同時に手洗いも出来るように配慮されています。
タンクレス化することで、その手洗いが出来る場所も無くなってしまったため、独立した手洗い場を設置する必要が出てきました。そのような理由により、独立した手洗い場の需要も高まっています。
今回はその独立した手洗い場にスポットをあて、限られたスペースの中で自分好みのおしゃれな癒し空間を造れるように、間取りから考えるオススメのトイレ手洗い場をパパサラダがご提案します。
トイレスペースは壁~壁の芯々で910mm、半坪(畳1畳分)が最も一般的なスペースになります。内寸は、およそ幅780mm×奥行き1230~1690mm程度になります。間口が910mmの空間でも、出入りのための扉の位置によって設置できる手洗い場のサイズに違いがあります。今回、扉の位置が便器に向かって正面にある場合と側面にある場合をご紹介します。
※家を設計するにあたり、基準となる規格寸法の単位を「モジュール」といいます。住宅の設計では「尺モジュール ※910モジュール」「メーターモジュール」の2種類があり、家のサイズを決める基本的な要素になります。
※910モジュール…基本となる寸法を1マス910mmとする現在最も一般的なモジュール
この特集ページの解説も910モジュールを用いて解説しています。
※メーターモジュール…基本となる寸法を1マス1000mmとするモジュール
広く建築できるため、ゆとりのある空間が造れます。
奥行きが180~250mmの手洗い場がベストサイズ。
人の通る幅が500mm以上確保出来るため、大柄な男性でも窮屈になることもなく、広々とトイレスペースを使用できます。タンクレス化で奥行きが100mm程度小さくなった事で手洗いカウンターの横幅も広く取れます。ペーパーストッカーやお掃除道具を収納する場所も同時に確保できます。
奥行き180mm の
超コンパクトな手洗いセット
天板の空きスペースにはソープボトルなどを置くことができます。
奥行250mm までの手洗いセット
コンパクトな手洗器セットは玄関や廊下など生活動線に設置するのもおすすめ。
奥行きが300mm程度までの手洗い場がベストサイズ。
人の通る動線を避けて手洗い場を設置することができます。コンパクトなタンクレストイレにすることで空間に余裕が生まれ、ゆったりとした大きさの手洗い場を造ることができます。トイレを出る前にしっかり手洗いができるのは、衛生面的にもおすすめです。
奥行300mm×横幅400mm の
四角いカウンターのセット
グローブ手洗器にぴったりサイズの天板でスペースに無駄がありません。
クリオネ・ペティートセットのアイアンアングルはタオル掛け付きで機能性もUP。
奥行300mm×横幅650mm の
手洗いカウンターのセット
天板は両面化粧仕上げなので右勝手・左勝手どちらでも設置できます。
(リンク先にフルセット以外の商品が含まれる場合があります)
奥行290mm のボウル一体型
コーナーカウンターのセット
清潔感があり頑丈なステンレス水栓とも相性抜群。一体型でお手入れも楽ちん♪
トイレスペースが壁~壁の芯々で910mmを超える広い空間の場合は、さらに選択肢が増えます。サイズをあまり気にする必要がないので、デザインや見た目重視で選んでも問題ありません。
※下記で紹介しているセットは、天板・給排水部材は含まれません。