百花の王は夜開く。

こんにちは、スタッフ”I”です。梅雨!晴れていても降っていても、暑苦しいですね。そんなジメジメした梅雨にも良いところがあります。それは何かと言いますと・・・。

紫陽花

水に濡れた花が美しいことです!そんなの紫陽花限定?いえいえ、この時期に花開く、素敵な植物が他にもあるんです。まずはその花のつぼみからご紹介致しますね。

花のつぼみ

このつぼみ、なんでしょう。見たところ、平たいサボテンの先から出ているようですが。もしかしたら、花に詳しい方はご存じかもしれませんね。うちの祖母が大事にベランダで育てている花なのですが、なんでも夜に、花が開くそう。夜に開くなんて、まるで月下美人のようではないですか。ん?鋭い方は気付いたかもしれませんね。そうです、この花は月下美人の仲間で、その名も「孔雀サボテン」と言います。

孔雀サボテン

ジャーン!!花が開いたところです!大輪で綺麗ですね~。まさにこの梅雨の時期の「百花の王」の名に相応しい貫禄ではありませんか。月下美人などは夜開くものの、明け方にしぼんでしまうため、花屋さんで昼間お客さんの前で開いていてもらうためには、人工的な暗所を用意して、花の昼夜正転生活を仕立てあげて、店先に並べるそうですよ。なんとも手間のかかる子ですね(笑)。

その点、この孔雀サボテンは夜に開いて、一夜明けても平気で咲いています。小ぶりなものなら数日はもつのだとか。しかし、何せこの大ぶりの花弁、つぼみの数と咲いた花の数でわかるかと思いますが、いくつかは咲く前に、自身の重みで折れてしまったそうです。生き物だから仕方ありませんが、少しかわいそうですね。

祖母はこの花を挿し木にして、自分の妹にも分譲したようです。実は祖母は挿し木の名人です。なんでもかんでも増やしては、親戚中に植物を配っています。園芸と編み物が生きがいのアラエー(around 80.の略)の祖母。うちに庭を構えるほどの敷地があれば、祖母はどんなガーデニングを楽しんだのかなあ、と考えることがあります。そんな祖母の自慢の植物棚は、また今度ご紹介致しますね。パパサラダからこの梅雨、一押しの「百花の王」エントリブログでした!

(2013/06/28追記)
ブログ村さんにて「百花の王トーナメント」3位頂きました。
ご閲覧、ご投票くださった方、ありがとうございました!