混合水栓を単水栓として使用する方法

こんにちは。先日まで暖かいと思っていたのに、また冬に戻ったような気温です。寒いですね。

今日は「水回りに関する解説」第3段です。

混合水栓を単水栓として使用する方法

「この蛇口いいなあ。トイレに設置したい!でも手洗いだからお湯はいらないなあ。水だけで使える似たようなのないかなあ?」
見た目が気に入ったのにスペック確認したら「混合栓(お湯と水、両方出るタイプ)」だった。欲しいのは単水栓(お湯か水どっちかだけ出るタイプ)なのにガッカリ。

なんてことありませんか?

そこで、「混合水栓を単水栓として使用する方法」の出番ですよ!

この方法を使えば比較的簡単に混合栓を単水栓のように使えます。

(詳しくはパパサラダの水回りに関する解説にある「混合水栓を単水栓として使用する方法」をご覧ください)

【プラグ等を用いて塞ぐ方法】

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↑プラグ

1.使用しない側の給水ホースの先(止水栓側。つまり下側)にプラグを差し込み穴を塞いでしまう。
2.逆流した水で漏水しないようにシールテープなどで防水処理を施す。

※注意 逆流して混入した水が給水ホースなどに滞るため、腐食や悪臭など不衛生になりやすい。パサラダでは推奨していません。

【方ナットフレキチーズを使って1つにまとめる方法】

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方ナットフレキチーズ
「カタナットフレキチーズ」と読みます。
この部材、いろいろな名称があるようで「片ナット」と書く場合もあります。

1.ナットが付いている部分を止水栓に接続する。
2.残った左右の穴に給水ホースを接続する。

この方法なら、逆流した水が給水ホースに溜まることはありません。
なので、定期的に水通しをすれば衛生的に長年ご使用頂ける方法です。

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↑こんな感じになります。

画像では、1ホール用のシングルレバー(レバー1つでお湯と水が出るタイプ)混合栓を使っていますが、3ホール用の4インチ混合栓や8インチ混合栓でも同じ方法が使えます。

※接続部分の規格違いなどにより使えない場合もあります。蛇口と方ナットやプラグのサイズを必ずご確認ください。
また蛇口を取り付ける穴のサイズも混合栓と単水栓では違いがあります。
取り付け穴の違いについての記事はこちら

方ナットフレキチーズ(真鍮色)はこちらへ
方ナットフレキチーズ(クロム)はこちらへ

下記の「ベルフリー・クラシック」と「ベルタワー・クラシック」を単水栓として使いたい、というお問い合わせをよく受けます。
その際は方ナットフレキチーズをご案内しています。

20160310-macvf02.jpg
シングルレバーのアンティーク混合栓(解説で使っている蛇口)
【Matilda】ベルフリー・クラシック
レバーを上下すると開閉し、向かって左に回せばお湯が出て右に回すと水が出ます。見た目は単水栓っぽいですが混合栓です。

20160310-macvf01-pb.jpg
シングルレバーのトールタイプ アンティーク混合栓
【Matilda】ベルタワー・クラシック
操作はベルフリー・クラシックと同じ。

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4インチ・センターセットタイプ 洗面用混合栓
【Matilda】ハーデン・ネオ
水しか使わないけどゴージャスに見せたいっ!という場合にはいいかも?!

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8インチ・センターセットタイプ 洗面用混合栓
(左)【Matilda】ニコラCC
(中)【Matilda】スパニッシュ・キャッスルCL(レバーハンドルタイプ)
(右)【Matilda】スパニッシュ・キャッスルCC(クロスハンドルタイプ)

さあ、これであなたも混合栓でも単水栓でも気にせず好きな蛇口を選び放題です(笑)
使い勝手、デザイン、価格などをじっくり検討して自分の好みの水栓蛇口を見つけましょう!!

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